日本でもトップクラスのYouTuberとなったヒカキンさん。
YouTubeをあまり見ない人であっても、テレビ番組やテレビCMなど幅広く活躍しているヒカキンさんのことなら「YouTuberヒカキン」を知っている人も多いのではないでしょうか。
そんなヒカキン(HIKAKIN)さんが所属している事務所は「UUUM株式会社」です。
YouTuberの事務所として最も有名でトップクラスに位置するYouTuberなどのクリエイターを専門にする事務所ですが、そのUUUMでのヒカキンさんの役職(ポジション)について今回はご紹介をしていきます。
UUUM株式会社でのHIKAKINはファウンダー
ヒカキンさんが所属する事務所UUUM株式会社のホームページの中の代表挨拶と役職一覧のページにヒカキンさんは「HIkAKIN」として掲載されています。

UUUM株式会社での役職は
ファウンダー / 最高顧問
UUUM株式会社には5人の顧問が在籍していますが、その中でも「最高顧問」という肩書きを持っています。
ヒカキンさんの肩書きになっている「ファウンダー」あまり聞き慣れない言葉ですがどういう意味なのでしょうか?
ファウンダー(Founder)とは、「創業者」や「設立者」を意味します。企業や組織において、資金を出す投資家や経営を担う経営者とは分けて、創業あるいは設立した者を指します。
ファウンダーは企業や組織における創業者や設立者のことで、主に米国から使用され、現在は日本でも浸透している用語です。
創業手帳 より
企業や組織をスタートするにあたって、アイデアを企画して実行し、創業した者がファウンダーとなります。この際、資金を出すことや、組織を経営することも必要となりますが、ファウンダーが全てを担う場合もあれば、別の投資家や経営者が担う場合もあります。いずれにしても、ファウンダーは創業した者を意味しますので、投資家や経営者とは異なります。
UUUM株式会社の始まりは現在、取締役会長(2023年8月時点)を務める鎌田和樹氏が、ヒカキンさんと出会ったことから始まります。
UUUM創業とヒカキン
YouTuber・動画クリエイターを専門とするUUUM株式会社を2013年に創業した「鎌田和樹」さんがヒカキンさんと出会ったのは2011年のこと。
「YouTubeで活躍している人がいる」と鎌田さんの前職時代の会社のイベントでゲストとして呼ばれたのがヒカキンさんでした。
当時はイベントのゲストとしてやってきたヒカキンさんが披露するビートボックスを「へぇ〜」という感じで見ていただけの存在だったそうです。
そして2013年。起業を考えてはいたものの具体的な事業内容が決まっていなかった鎌田さんはヒカキンさんと再会します。そして、一緒にお茶を飲みながらYouTubeについて色々と質問します。
鎌田さんの出した結論は「あやしい!」だったそうです。そのあたりの経緯は鎌田さんが執筆された本に掲載されていますので、ご興味のある方はどうぞ。
400万人に愛されるYouTuberのつくり方 Kindle版
動画の影響で商品が売れる
2013年当時のヒカキンさんから鎌田さんが聞いた言葉として印象に残り、大きな影響を影響を与えたメッセージがありました。
紹介する商品が動画の影響でより売れるんです
今となっては当たり前のことかもしれませんが、インフルエンサーという言葉がまだ浸透していなかった当時は衝撃的だったそうです。
この言葉を聞いて鎌田さんは会社設立を決意して創業します。
創業したのは「ONSALE株式会社」でした。
YouTube上でジャパネットたかたのようにいろんな商品を説明してもらい、そこから商品購入へと繋がるWebサイトをつくり、YouTubeを埋め込むということをモデルとして考えました。
鎌田和樹noteより
最初に「ONSALE株式会社」が創業され、その3〜4ヶ月後にこのONSALEという会社が商号変更してuuumになりました。(当時は小文字でした)
ユーチューブ限定タレント事務所設立
ONSALEで鎌田さんはできる限りのことをやり、販促活動を行いますが結果的にこれらは失敗に終わったそうです。
その失敗からの学びとして、クリエイターたちと実際に接することで次の事業内容「YouTube専門のタレント事務所」という事業がスタートします。
その創業に携わり、最初の所属YouTuberとなったのがヒカキンさんでした。
当時は鎌田さんがヒカキンさんの「バディ(マネージャー)」となり、サポートをしていたそうです。
ヒカキン(HIKAKIN)さんとUUUM株式会社の創業者である鎌田さんとの出会いや関係性について詳しくは鎌田さんが2019年4月20日に書いたnoteの記事「HIKAKIN(ヒカキン)」に詳しく書かれていますので、創業当時のことをより詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。
ヒカキンはUUUMの大株主
UUUM株式会社ではファウンダー・最高顧問という肩書きを持ち、UUUMに所属するトップのクリエイター・YouTuberでもあるヒカキンさんにはもう1つの顔があります。
それはヒカキンさんははUUUMの【大株主】でもあるということです。UUUM株式会社は東証グロース市場に上場している「上場企業」ですので主要株主を公開する義務があります。公開されている株主構成の中にヒカキンさんの名前(本名)が掲載されています。
大株主構成
- 鎌田和樹 35.64%
- 梅田裕真 9.1%
- 日本カストディ銀行(信託口) 3.18%
- 開發光 (ヒカキン)2.3%
- 株式会社SBI証券 1.67%
2023年時点でヒカキンさんの株保有率はは第4位の株主となっています。
HIKAKINはUUUM専属の【クリエイター】
UUUM株式会社の創業に関わり、最高顧問・ファウンダーでもあるヒカキンさんは当然のことながら
HIKAKINはUUUMの【専属クリエイター】です。公式サイトでは、YouTuberとしてのHIKAKINさんはこのように紹介されています。
HIKAKIN
日本YouTuber界のパイオニア
高校生の頃にYouTubeを始め、これまでにエアロスミスやアリアナ・グランデなどのアーティストとビートボックスによる共演を果たした。ビートボックス以外にも商品紹介や色んなことにチャレンジする「HikakinTV」、ゲーム実況の「Hikakin Games」、「HikakinBlog」の4つのチャンネル運営など多彩にこなすマルチクリエイター。
UUUM株式会社より

クリエイター、YouTuberとしてトップを走り続け、YouTuberのパイオニアとして存在してきたヒカキンさんのプレッシャーは大変なものだと思います。
ずっと1位だったヒカキンをはじめしゃちょーが抜いたことがありました。
その時のコメントがとても印象的です。
がんばれはじめしゃちょー…
— HIKAKIN😎ヒカキン 【YouTuber】 (@hikakin) March 17, 2016
おまえがナンバー1だ!!
本当におめでとう!
UUUMからスターが生まれて嬉しいよ! https://t.co/Z0ZCrtARt3
UUUMにおいてのもう1人の天才YouTuber「はじめしゃちょー」を素直に祝福するヒカキンさんの大きさに感動さえ覚えてしまいます。
まとめ UUUMとヒカキン
ヒカキンが所属する事務所UUUM株式会社とヒカキンさんとの関係性についてまとめます。
- HIKAKINのUUUMでのポジションはファウンダー/最高顧問
- HIKAKINはUUUMの株式保有比率第4位の大株主
- HIKAKINはUUUMの専属クリエイター
- UUUM創業者の鎌田和樹氏とHIKAKINが出会いUUUMが誕生
- UUUMにとってHIKAKINは特別な存在
UUUM株式会社は東証グロース市場に上場、現在は従業員578人、売上高230億円以上の大きな企業となっています。
HIKAKINを始めとして、はじめしゃちょー、SEIKIN、瀬戸弘司、フィッシャーズ、東海オンエアなどトップクリエイターたちが所属するYouTuber専門のタレント事務所です。
YouTuberが「YouTubeの中」だけで活動していたのでは、現在のような大きな成功はなかったと思われます。
YouTuber1人の力だけでは限界だったことも、UUUMという事務所のサポートがあったことで、YouTubeの世界だけではないより大きな世界への発信が可能になりました。
トップクリエイター・YouTuberと専属事務所がタッグを組むことでより大きな効果、大きな成功へと導かれていったのでしょう。
今後のUUUM株式会社とヒカキンさんのますますの活躍に期待が高まります。